身体をうまく動かせない人
少しずつ身体を動かせるように
介護老人保健施設でも、理学療法士は働くことができます。
この場合は要介護認定を受けた人に対して、自宅で生活を送れるようにリハビリを指導することが仕事です。
実際に働く際は、ケアマネジャーや他の介護職の人と連携して、入所者に向き合ってください。
身体障害者福祉施設でも理学療法士の力が求められており、ここでは医学的や社会的なリハビリをすることはもちろん、施設で創作活動をしたり、集団行動をしたりする際の指導も担っています。
また入所者が前向きにリハビリを続けられるレクリエーションを考えることも、理学療法士が担当します。
このように仕事の量は多いですが、大勢の入所者と関わることができるので、楽しい職場だと言えるでしょう。
わかりやすく指導しよう
介護老人保健施設では、耳の機能が低下して、言葉をなかなか聞き取れない人がいるかもしれません。
その際はゆっくりと大きな声で喋るなど、相手に合わせてください。
早口で淡々とリハビリの内容を説明するだけでは、相手は理解できません。
また雑に扱われたと相手が感じて、信頼関係を築けなくなってしまいます。
相手がリハビリを続けるためには、信頼関係を築くことが大事だと覚えておきましょう。
自分を信頼してくれると、厳しいリハビリでも元気になるまで続けてくれるはずです。
また相手ができなかったことをできるようになった時は、自分のことのように喜んだり褒めたりしてください。
すると相手は嬉しくなって、よりリハビリに集中して取り組めます。